子どものお世話をすることは分かるけど、具体的にはどのような仕事をするのかな?
また、勤務条件や給料形態や、保育士資格を取得する方法についても詳しく知りたい。
こう言った情報をわかりやすく教えてくれるサイトはないかな?
こう言った保育士を目指すうさぎの悩みを解決していきます。
この記事を読むことで理解できることは以下の通りです。
- 保育士の仕事内容について理解できる
- 保育士資格の取得方法がわかる
- 保育士の待遇について理解できる
この記事の筆者は以下の通りです。
- 現役保育士
- 保育士歴7年
- 新卒保育士の採用・研修担当
このような経験をしている僕がお話しするのでかなり信頼できると思います。
では早速、本題に入っていきます。
保育士の仕事内容は保育に欠ける乳幼児の保育です

保育所保育指針の保育所保育に関する基本原則(1)保育所の役割には以下のように定められています。
保育所における保育士は、児童福祉法第18条の4の規定を踏まえ、保育所の役割及び機能が - 3 - 適切に発揮されるように、倫理観に裏付けられた専門的知識、技術及び判断をもって、子どもを保育するとともに、子どもの保護者に対する保育に関する指導を行うものであり、その職責を遂行するための専門性の向上に絶えず努めなければならない。
引用:保育所保育指針
- 保育を必要とする子どもの保育をする
- 入所する子どもの最善の利益を考慮する
- 家庭と密接し保護者に対する支援を行う
- 地域の子育て家庭に対する支援を行う
- 常に保育スキルの向上に努めなければいけない
色々なサイトを見ると子どものお世話をする仕事と解釈されています。
子どものお世話をすると言う解釈は間違っていませんが考え方が古いです。
平成30年4月に保育所保育指針は改定され、保育士の仕事内容はより重要なものになっています。
子どものプロとして保護者や子育て家庭への支援も行っていかなければいけませんよ。
具体的な保育内容を解説

保育士がどんなことをしているのかわかりやすく教えて!
園児との関わり |
・食事やトイレ、着替えなどの身辺自立を促す |
・集団生活や大人との関わりによる社会性、コミュニケーション能力の向上 |
・遊びや保育を通して道具の使い方やルールを知り、協調性を養う |
・体調や心のケアを行い、心身の健康管理に努める |
保護者や子育て家庭への関わり |
・保護者の子育てや悩み相談を行う |
・子育て相談室を設置して地域の子育て支援を行う |
・園庭を開放して子育て家庭への遊び場の提供 |
その他の作業 |
・お手紙などの配布物の作成 |
・保育園内を清潔に保つための清掃 |
・保育内容を記載した書類の作成 |
・子どもの成長を記録する書類の作成 |
・イベントや行事の企画・実行・片付け |
・制作や保育の事前準備や片付け、振り返り |
・保育方針や計画、情報共有をするための会議 |
・保育に関する勉強や外部研修 |
思いつく限り書いてみました。
保育士の仕事内容がたくさんあるのが分かると思います。
保育士の1日のスケジュールをざっくりと紹介。
保育士の1日の流れ | ||
時間 | 業務 | 具体的な内容 |
7:00 | 出勤 |
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7:30 | 登園 |
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9:30 | 朝の会 |
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10:00 | 保育 |
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11:30 | 昼食準備 |
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12:00 | 昼食 |
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13:00 | お昼寝 |
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15:00 | おやつ |
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16:00 | 終わりの会 |
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16:30 | 順次降園 |
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19:00 | 退勤 |
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早番、中番、遅番と当番を分けて保育業務を行っていきます。
保育士同士の連携は必要不可欠です。
保育所における保育の目標

保育所保育指針の保育所保育に関する基本原則(2)保育所の目標を引用します。
保育所は、子どもが生涯にわたる人間形成にとって極めて重要な時期に、その生活時間の大 半を過ごす場である。このため、保育所の保育は、子どもが現在を最も良く生き、望ましい未来をつくり出す力の基礎を培うために、次の目標を目指して行わなければならない。
引用:保育所保育指針
- 子どもが現在を充実して生きる
- 生命の保持及び情緒の安定
- 基本的な生活習慣や態度を養い、心身の健康の基礎を培う
- 愛情と信頼感、人権を大切にする心、自立及び協調性、道徳を培う
- 生命、自然などへの興味・関心を育て、豊かな心情や思考力を培う
- コミュニケーション能力を培う
- 豊かな個性や想像力を育てる
保護者や他の保育士に保育観を相談しながら保育スキルを磨いていこう。
多くの保育士が失敗を経験して成長していることを忘れずにね。
最初から上手く保育ができる人は1人もいませんよ。
保育士資格の取得方法【保育士試験か保育士養成校】

保育士資格は取得する方法は2つあります。
- 保育士試験を受ける
- 保育士養成校に通う
どちらの方法を選んでもメリット・デメリットが存在します。
ポイントを抑えて、あなたに適した条件を選びましょう。
保育士試験を受験して保育士を目指す

保育士試験を受験する方法は、独学での保育士を目指す方法になります。
メリット・デメリットをまとめると次の通りです。
メリット | デメリット |
・金銭的負担が少ない | ・勉強のモチベーションを保ちにくい |
・最短で保育士資格が取得できる | ・保育士試験に必ず受かる保証はない |
・実習などの手間がかからない | ・経験値が足りない |
年間で約50,000人以上の人が保育士を目指して頑張っていますよ。
保育士試験の合格率は20%前後と言われています。
100人受験すると合格する人数は僅か20人です。
詳しくは、保育士試験の合格率20%前後【現役保育士が合格方法を徹底解説】を参考にどうぞ。
企業が独自に保育士試験を研究し、合格までのサポートを充実させています。
詳しくは、保育士資格のおすすめ通信講座【効率よく学んで保育士を目指そう】という記事を参考にどうぞ。
勉強が苦手な人は、自分のペースを守ってコツコツ継続するのが1番の近道です。
詳しくは、保育士を独学で合格する10ステップ【現役保育士が解説】を参考にどうぞ。
また、【最新版】保育士試験におすすめの参考書【合格率を高めます】をあわせて読むことで保育士試験の合格率を高めることができます。
勉強方法の選択が保育士試験の合格の鍵を握っていると言っても過言ではありません。
保育士養成校に通って保育士を目指す

保育士養成校とは保育士資格が取れる大学や短大、専門学校のことを言います。
メリット・デメリットをまとめると次の通りです。
メリット | デメリット |
・確実に保育士になれる | ・金銭的負担が大きい |
・保育士になる前に保育現場が知れる | ・保育士資格取得まで時間がかかる |
・保育スキルを磨くことができる | ・保育業界に絶望する可能性がある |
高校を卒業して保育士を目指す人は、保育士養成校に進学するのがおすすめです。
実習での経験や友だちの過ごす時間は、あなたのかけがえのない財産になります。
ただし、奨学金を借りると返済が大変になるので保護者とよく話し合いましょう。
圧倒的な絶望感です。
それでも結婚して子育てはできますので、夢を追いかける方を止めるつもりはありません。
保育士の勤務条件や給料について

保育士の勤務条件や給料について見ていくことにしましょう。
表を使って簡単にまとめます。
保育士 | |
働く施設 | 保育園 |
勤務時間 | 変動労働(7~19時の中で8時間) |
休み | 非常に取りづらい |
給料 | 月給263,513円(勤続年数9.6年) |
もちろん保育園によって勤務条件や給料は異なります。
あなたに合った保育園を探して、素敵な保育士ライフを送ってくださいね。
保育士の給料については保育士の給料は安い!?【7年後に年収60万円の差がつく事実】
保育士の勤務条件や幼稚園教諭と保育教諭との比較は保育士と幼稚園教諭、保育教諭の違い【ライフスタイルに合った働き方】を参考にどうぞ。
保育士の需要は高まっている

今回は保育士の仕事内容や勤務条件、給料、保育士になる方法について見てきました。
保育士になるのは大変だけど、働くとそれ以上に大変なことが分かります。
それでも保育士が仕事を続けられるのは、子どもが好きで『ありがとう』と言う言葉にやりがいや達成感を味わえるからです。
待機児童問題の深刻化によって保育士の需要は、今後ますます高まっていきます。
子どもが健康的で豊かな生活を送るためにはあなたの力が必要なのです。
以上、保育士の仕事内容についてでした。
あなたが素敵な保育士になって、保育現場で活躍するのを陰ながら応援しています。