下見で確認するポイントや下見をしないといけない理由が分かるサイトはないかな?
こんなうさぎ保育士の疑問を解決していきます。
この記事を読むことで分かることは以下の通りです。
- 遠足の下見が必要な理由
- 遠足の下見に行く前の準備
- 遠足の下見でチェックするポイント
この記事の筆者は以下の通りです。
- 元保育士
- 保育士歴7年
- 年に2回の遠足経験
- 合計14回以上の遠足経験
このような経験をしている私が実体験を元にお話しするので、かなり信頼できると思います。
遠足のねらいや指導案で詰まっている保育士は【遠足のねらい】立て方から遠足までの準備を分かりやすく解説を参考にどうぞ。
では早速本題に入っていきます。
遠足の下見が必要な理由【トラブルを回避です】

遠足の下見が必要な理由はトラブルを回避するためです。
保育園によって、遠足先が異なります。
つまり、遠足先で起こりえるトラブルや危険を回避するために下見が存在します。
さらに話を進めていきます。
遠足の行き先が毎年変わる

初めての場所は、雰囲気や広さ・所要時間などが分かりません。
また数年ぶりに行く遠足先は、雰囲気や広さ・所要時間などが曖昧になり、正しい情報を掴めません。
何となくこんな感じだったが1番危険です!
もし下見に行かなければ、以下のようなトラブルが予想されます。
- 目的地までが遠く予定通りに進行しない。
- トイレの位置が分からずに子どもが不安になる。
- 集合場所が狭すぎるor広すぎて困る。
初めて行く場所は、分からないことが多いです。
保育のプロである自覚を持ち、自分の目で見て子どもたちに適した環境であるか確認しましょう。
【油断禁物】遠足先の変化に注意

保育園によっては、毎年決まった遠足先に行く園もあります。
その場合、下見が必要ないと感じるかもしれません。
しかし、下見に行かないと以下のようなトラブルを引き起こす可能性があります。
- 遊具が封鎖されていて遊び場が少ない
- 駐車場の減少
- 遊具の劣化による危険
また、去年の反省から以下のような改善ができたりします。
- 集合場所の変更&最終確認
- 子どもが楽しめるルートの確認
何度もいったことがある場所だと安心して油断が生まれます。
しかし、その油断が子どもたちを危険な目に遭わせてしまうのです。
下見に行くことで油断がなくなり、気持ちの切り替え効果も見込めます。
充実した遠足を送るためにも下見を行うようにしましょう。
油断大敵です。
遠足の下見でチェックするポイント

下見で確認するポイントを決める時は、当日の流れや子どもの様子を想定しながら行うとい いです。
遠足の下見に行くときは、次のようなことに気を付けます。
- どのような内容の遠足なのか把握する
- 当日の流れや子どもの様子を想定する
- 必要な場所や所要時間を予想しておく
- トラブルを予想し、その対策を考える (例:突然の雨、トイレにいきたくなる等)
また、遠足の下見でチェックするポイントは以下の通りです。
- 園からの所要時間
- 駐車場から目的地までの道順
- 所要時間
- 集合、記念撮影の場所の確認
- 当日の流れの確認
- トイレの場所確認
- 弁当を食べる場所を確保
- 雨宿り場所の確認
- 危険物の有無を確認
その他にも遠足の内容によってチェックする項目が異なります。
遠足内容から考えていきましょう。
『遠足』には様々な遠足があります。
- 親子遠足
- 芋ほり遠足
- お別れ遠足
遠足の内容によって色々なシチュエーションが予想できます。
例えば、いま紹介した遠足は時期やねらいが違うはずです。
つまり、下見に行くときに気を付ける点や見るべき点が異なります。
今回は3つの遠足を例に、それぞれの異なるポイントを見ていくことにします。
親子遠足の下見で気を付けるポイント

親子遠足では「現地集合」か「園集合」の2パターンで現地に向かいます。
親子遠足は全年齢対象。つまり0歳児クラスも遠足に参加します。
- 現地集合の親子が使う駐車場の場所や台数の把握
- 満車時の提携駐車場や近隣駐車場の確認
- 駐車場から集合場所までのルートと所要時間
- 授乳やおむつ交換ができる場所の確認
園によっては、交通機関を利用して現地集合するケースや全家庭現地集合など条件が違います 。
それぞれの条件に合わせてチェックポイントを増やしてみてください。
芋ほり遠足の下見で気を付けるポイント

芋ほり遠足は4・5歳児が対象で、秋に保育士と一緒に行います。
土や虫などの自然に触れ、食育にもつながる重要で楽しいイベントです。
- 子どもたちが掘れる土の固さであるか。
- 外来種などの危険な虫がいないかを確認。
セアカゴケグモが発生していた時期は、畑で発見されたことがあります。
危険な虫がいる時は保育士同士で話し合いを行い、遠足先を変更するなどの対応が必要です。
あなた1人で判断せず、先輩や主任、園長先生に報告しましょう。
お別れ遠足の下見で気を付けるポイント

お別れ遠足は
- 子どもと保育士
- 親子参加
園によって遠足内容が異なります。
しかし、どちらにも共通して言えるのは、遠足先の広場でみんなが楽しめるレクができることです。
- レクに必要な音楽やマイクを使用してもいいか
- レクをするにあたって広い場所が確保できるか、危険がないか
遠足は公共の場に行きます。
なので、大きな音を出すのがNGな場所もあります。
広い場所が確保できても、手入れがされているかどうかは別問題です。
場所の確保だけでなく、安全・衛生面もきちんと確認するようにしましょう。
このように、下見すべきポイントは遠足内容によって大きく違ってきます。
基本をしっかりと抑えて、充実した遠足の下見を行ってください。
遠足の下見を効率的に進める2つの方法

遠足の下見はチェックポイントがたくさんありました。
しかし下見は、保育の合間に時間で行くことが多く、たくさん時間を取ることができません。
遠足の下見を効率的に終わらせることで以下のようなメリットがあります。
- 意欲的に仕事に取り組める人と思われる
- 効率よく下見を終えることで『仕事ができる人』と思われる
- その結果、給料がアップするかもしれない
- 仕事を早く終わらせることで、他の業務も早く終わり自分の時間も増える
とは言え、実際に下見に行くと何から手を付けていいのか分かりません。
効率よく下見を行うために、2つの事前準備をしておくことがオススメです。
こちらを詳しく解説していきたいと思います。
遠足先の情報を確認

遠足は動植物園や大きな公園等、広い場所で行われることが多いです。
つまり、準備をしないで下見に行くと次のようなトラブルが起こります。
- 時間がかかって帰るのが遅くなり迷惑をかける
- 目的場所の目星がつかない
この問題は、事前に下見先の情報を確認することで解決できます。
仕事ができない人と思われないためにも、事前準備はしっかりと行いましょう。
おすすめの場所が一目で分かります。また、地図があれば印刷もしておきましょう。
目的地が見つけやすく、後から振り返りもしやすいです。
遠足先の情報を先輩にきく

先輩はあなたよりも経験が豊富です。
自分で遠足場所について調べたら、先輩に相談してみましょう。
遠足が楽しめるように様々なアドバイスをしてくれます。
- おすすめの休憩場所
- 記念撮影の場所
- 穴場スポット
とは言え先輩に相談するときは、自分で調べたことをベースに質問するようにしましょう。
準備なく質問をすると楽をしようとしているのが先輩に伝わり、悪い印象を与えてしまいます。
その結果、人間関係が悪くなったり、遠足に行くのが楽しくなくなったりします。
遠足の下見でトラブル回避!準備を行い楽しい遠足を

遠足を楽しい思い出にするためには、遠足の下見は必須です。
初めて遠足の下見に行ったときは、事前準備をせずに下見にいったので、食事をする場所を探すのに手間取ってしまいました。
この経験から、下見の準備は大事だと感じ必ず事前準備をしてから下見に行くようになりました。
その結果、効率的に早く下見を終えることができるようになり、遠足当日のトラブルも格段に少なくなりました。
遠足準備は日々の業務に追われる忙しい中で行われます。
少ない時間を有効に使い、自分の仕事を早く終わらせることができるように心がけましょう。
遠足当日の持ち物は保育士の遠足持ち物32選!【保育士歴7年が教える遠足ガイドブック】 で詳しく解説しています。
以上、遠足の下見についてでした。