絵本

【会話のキャッチボールが楽しめる!】現役保育士がわたしはだあれ?を徹底解説

絵本 わたしはだあれ?
悩むうさぎ保育士
悩むうさぎ保育士
わたしはだあれ?ってどんな絵本なの?

読んでみたいけど、どういった時に読めばいいのか分からない・・・。

 

こう言ったうさぎ保育士の悩みを解決していきます。

 

わたしはだあれ?を通して育まれる子どもの姿
  • 保育士やお友だちとのコミュニケーション
  • 登場する動物を想像する力
  • 動物の名前を覚える力・伝える力

 

【100人の保育士が推薦する子どもの想像力や積極性を引き出す絵本。
わたしはだあれ?の問いかけに子どもたちが口々に意見を出し合う姿が微笑ましいです。
言葉を話し始めた時期に読みたい1冊となっています。】

 

 

この記事の筆者

どーの先生とは
  1. 現役保育士
  2. 保育士歴7年
  3. 0歳児と3歳児の父親

 

保育士目線だけでなく、父親目線からも絵本を評価します。

 

どーの先生
どーの先生
子どもが「もう一回」と何度も伝えてくれる名著ですよ!

 

作品紹介

絵本 わたしはだあれ?
タイトル わたしはだあれ?
まつもとさとみ
わたなべさとこ
構成 うしろよしあき
出版社 KADOKAWA
発行日(初版) 2017年7月21日
値段 1045円(税込)
大きさ・ページ数 190 × 190 / 24ページ

 

絵本を一言で表すと?

読み手と聞き手がコミュニケーションを取りながら楽しむことができる絵本。

 

どーの先生
どーの先生
「わたしはだあれ?」「あったり~!」と言った後の子どもたちの反応がとっても可愛いです!

 

わたしはだあれ?のあらすじ

目隠しをされた動物が「だあれ?だあれ?わたしはだあれ?」の質問に答えていく絵本です。

子どもたちは目隠しをされている動物に自分たちの姿を重ねて楽しんでいます。

 

次のページでは「あったり~!」という言葉とともに目隠しをしていた動物が登場します。

正解した時の嬉しそうな顔や間違えてしまって悔しがる顔、早く続きを見たがる姿など、子どもによって様々な反応が見られます。

 

どーの先生
どーの先生
繰り返しの絵本なので初めて読む保育士さんでもスラスラ読み進めることができます!

 

うさぎ保育士
うさぎ保育士
何だか、とっても楽しそうな絵本だね♪

 

どんな子どもにおすすめ?

動物に興味を持ったり、言葉を話し始めたりする時期におすすめです!

 

どーの先生
どーの先生
具体的には活発に意見交換ができる2歳頃がおすすめです。

 

本書は言葉のキャッチボールを生み出すことができる絵本です。

2歳頃に絵本を読むと「○○じゃない?」「□□だと思う!」と言うような意見交換がたくさん見られました。

 

どーの先生
どーの先生
お友だち同士でコミュニケーションが取れるので、仲間意識が芽生えます!

 

うさぎ保育士
うさぎ保育士
とっても素敵ですね♪

 

もちろん、1歳からでも楽しめる内容になっています。

 

どーの先生
どーの先生
絵本を通して育てたい姿を連想するといいかもしれませんね!

 

ワンポイントアドバイス!

わたしはだあれ? ポイントわたしはだあれ?を読む時、4つのポイントを意識するだけで子どもの反応が大きく変化します。

子どもの想像力や積極性を引き出すためにも是非、活用してみてください!

 

どーの先生
どーの先生
とっても簡単なポイントばかりだよ!

 

効果音の意味を理解して読み進める

動物が目隠しをするとき「かさっ」「こそっ」「ぴょん」「ととと」という4つの効果音が登場します。

これらの効果音の意味に気を付けながら読み進めることで、子どもたちが絵本の世界に没頭します。

 

どーの先生
どーの先生
イメージ、「かさっ」は草をかき分ける音「こそっ」は隠れるような効果音です

 

「かさっ」は、かすれるような声「こそっ」は素早く読むことで子どもたちの想像力やイメージを確立させることが可能になります。

 

うさぎ保育士
うさぎ保育士
なるほど!

読み手が工夫して絵本を読むことで、絵本の世界に没頭することができるんだね!

 

他にも「こそっ」「ぴょん」「ととと」と言った動物の効果音があります。

作者の伝えたいことを意識しながら読み方を考えてみてください!

 

「だあれ?だあれ?わたしはだあれ?」をゆっくりと読む

だあれ?だあれ?わたしはだあれ?のページは、子どもたちが考える時間です。

ゆっくりと読み進めることで子どもの考える時間を確保し、想像力を養うことができます。

 

どーの先生
どーの先生
絵本を読む前に「わかっても答えを言わない約束」をしておくことで考える時間を確保することもできますよ!

 

他にも、絵本を通してルールが身につくようになったり、お友だちが考えているということを意識したりもします。

 

だれかな?だれかな?」の後、子どもたちに質問する

子どもたちの考えを発表する機会を作ります。

お友だちの前で発表することで表現する力を養うことができます。

 

どーの先生
どーの先生
正解でも不正解でも子どもたちの考えを肯定してあげることが大切です。

子どもたちの発言を認めてあげることを意識しています。

 

不正解の際は「何でそう思ったの?」と質問し、子どもがその答えに辿り着いた過程を大切しています。

正解、不正解よりも子どもが考えて出した答えが重要だと考えています。

 

うさぎ保育士
うさぎ保育士
少し難しい話になっちゃったけど、不正解してもしっかりフォローしてね!ってことだね。

 

「あったり~!」は嬉しそうに元気に読む!

当たった時は嬉しいものです。

嬉しそうに元気に「あったり~!」と読むことで子どもたちの達成感や正解して嬉しいという気持ちが満たされていきます。

 

どーの先生
どーの先生
声のトーンは高く、ソッラシ~(音階)のイメージで読んでいます。

 

うさぎ保育士
うさぎ保育士
声を少しずつ高くしていけば良いのね!

 

ねらい

僕が「わたしはだあれ?」を読むときは次のようなねらいがあるときです。

 

ねらい
  • 言葉のやり取りを楽しみたい
  • 想像力を養いたい
  • 表現力する楽しさに触れたい

 

上記は僕が意識していることです。

参考にしながら、自分なりのねらいを考えてみるのも面白いです!

 

ねらい1:言葉のやり取りを楽しみたい

「わたしはだあれ?」は「だあれ、だあれ、わたしはだあれ?」と「あったり~!」の会話で構成されています。

そのため「○○くん誰だと思う?」「△△ちゃんはどう?」と質問するだけで簡単に言葉のキャッチボールができます。

 

どーの先生
どーの先生
言葉のやり取りを楽しみたい2歳頃の子どもにピッタリの内容となっています!

 

他にも子どもの発言を拾ったり、子どもの意見を深く聞いたりすることで会話の基礎が身に付きます。

また、上手に会話ができると言葉で伝えようとする意識が芽生えるので、自然とお友だちを想う心が育ちます。

 

うさぎ保育士
うさぎ保育士
良いことがたくさんあるんだね♪

 

ねらい2:想像力を養いたい

目に見える情報は、手や耳の形や体毛などです。

決められた情報から正解を導くために、想像力や考える力が養われます。

また、2歳頃から想像したり考えたりすることで、自分で解決しようとする力が身に付きます。

 

うさぎ保育士
うさぎ保育士
小さい頃からの積み重ねが子どもの成長に欠かせないんですね!

 

どーの先生
どーの先生
物事を見通すことができるようにもなるので、是非とも育みたい力です。

 

ねらい3:表現力する楽しさに触れたい

人前で自分の考えを表現することの楽しさを感じたり、人に認められて自信をつけたりしたい時にもおすすめです

楽しい、人に認められたという感情は自己肯定感を高め、どんなことにも挑戦しようとする心が育まれます。

 

うさぎ保育士
うさぎ保育士
自分の意見を伝え、どんなことも受け止めてくれる環境があると子どもは生き生きとするよね!

 

どーの先生
どーの先生
「わたしはだあれ?」には、子どもの成長に欠かせない要素がたくさん詰まっています!

 

遊びへの発展!絵本を読んだ後はどんな遊びがおすすめ?

1~2歳児さんに読んだ後は、お友だちと触れ合える遊びや運動がおすすめです。

お友だちと言葉のやり取りをしたり、発表を認め合ったりする中で友好な関係を築き、協力し合いながら取り組むことができますよ!

 

どーの先生
どーの先生
戸惑っている子に声をかけたり手を引っ張ったりする姿が見られます。

 

年少さん以降は、自己紹介がおすすめです!

具体的な活用例は、新しいお友だちがクラスに入ってきたり、クラス替えをしたりした後などに大活躍してくれます。

 

どーの先生
どーの先生
マイクを持って「だあれ?だあれ?あなたはだあれ?」と質問するとかなりスムーズに自己紹介ができます。

名前や好きな食べ物など、年齢に応じて質問内容を工夫すると面白いですよ!

 

うさぎ保育士
うさぎ保育士
他にも色々な活用方法がありそうね!

早速絵本を購入して色々試してみよ!

 

【100人の保育士が推薦する子どもの想像力や積極性を引き出す絵本。
わたしはだあれ?の問いかけに子どもたちが口々に意見を出し合う姿が微笑ましいです。
言葉を話し始めた時期に読みたい1冊となっています。】

 

 

まとめ

最後に「わたしはだあれ?」の情報をまとめて終わりにします。

ここまで読み進めていただき、本当にありがとうございました。

  1. どんな子どもにおすすめ?
  2. 具体的な年齢は?
  3. おすすめの時期や季節はある?
  1. 言葉や動物の名前に興味を持ち始めた時期
  2. 1~2歳頃(僕のおすすめは2歳)
  3. 春先がおすすめ!それ以外でも大丈夫!

 

子どもと言葉のやり取りが楽しめたり、子どもの成長を促したりすることができる名作です。

 

また保育園だけでなく、お家で子どもに読む際におすすめできる1冊にもなっています。

 

どーの先生
どーの先生
3歳の息子も「この絵本読んで~」や「誰かな?」と言いながら何度も楽しみました!

嬉しそうに伝えてくる姿を見ると、一緒に楽しむか!という気持ちになりますよ。

 

以上、「わたしはだあれ?」の紹介でした。

絵本の内容や伝え方、購入で悩まれている方の参考になれば幸いです。

 

【100人の保育士が推薦する子どもの想像力や積極性を引き出す絵本。
わたしはだあれ?の問いかけに子どもたちが口々に意見を出し合う姿が微笑ましいです。
言葉を話し始めた時期に読みたい1冊となっています。】

 

 

どーの先生
どーの先生
他にも保育で役立つ情報を発信しています。

お時間の許す限り、のぞいて見てくださいね。

 

ABOUT ME
どーの先生
現役保育士です。保育士として働きながら、保育士のスキルアップ情報をブログで発信しています。保育士歴は7年目で、新卒採用担当・新卒研修担当も担っております。保育士になる方法や指導案の書き方など、保育士の悩みをどんどん解決していきます。

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